ハノイ不動産市場、都市計画を「先取り」して郊外へ拡大
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ニュース 2026年3月22日 3分で読めます

ハノイ不動産市場、都市計画を「先取り」して郊外へ拡大

"ハノイの不動産市場では、大規模プロジェクトが中心部から東、西、北の郊外へと拡大する「計画先取り」の動きが加速している。2025年の新規供給は過去5年で最高を記録し、2026年も高水準の供給が続くと予測されている。"

ハノイ不動産市場、デベロッパーが都市計画を「先取り」

ベトナムの首都ハノイの不動産市場で、主要な大規模プロジェクトが中心部から離れた東、西、北の郊外エリアへと展開する動きが加速している。この傾向は、デベロッパーが将来のインフラ整備や都市開発を見越して広大な土地を確保する「計画先取り」の戦略を反映しており、市場の新たな発展段階を示している [1]。

郊外へのシフトと供給の急増

One Mount Groupの調査によると、2025年第4四半期にハノイで発売された新規分譲マンションは15,500戸に達し、前四半期比で85%増、前年同期比で26%増と大幅に増加した。これにより、2025年通年の新規供給戸数は過去5年間で最高を記録した [1]。

この供給増の主な要因は、フンイエン省のヴァンザン、ホアイドゥック、ダンフオンといった郊外エリアでの大規模プロジェクトの始動である。一方、中心部の新規プロジェクト価格は依然として高く、1平方メートルあたり平均1億2,400万ドン(約75万円)に達しているのに対し、市場全体の平均一次価格は同8,600万ドン(約52万円)と、価格上昇は比較的緩やかになっている [1]。

2026年の市場予測

サヴィルズ・ベトナムは、2026年のハノイ市場には約18,454戸の新規マンションが供給されると予測しており、その大半がAセグメント(高級)およびBセグメント(中級)になると見ている。One Mount Groupも、2026年の新規供給は35,000戸から40,000戸に達する可能性があると予測しており、引き続き活発な市場が続くと見られる [1]。

サヴィルズ・ハノイのシニアディレクター、ド・トゥ・ハン氏は、「市場の勢いは改善しているが、供給は依然としてBクラスセグメントに集中している。インフラ整備の拡大は、手頃な価格帯の住宅開発の機会をさらに広げるだろう」と分析している。

大規模都市圏が市場を牽引

現在、ハノイ市場の供給と取引の50%以上を、Vinhomes Ocean Park(東部)、Vinhomes Smart City(西部)、Vinhomes Global Gate(北部)といった大規模都市圏プロジェクトが占めている。これらのプロジェクトは、住宅だけでなく、商業施設、学校、病院、緑地など、生活に必要なあらゆる施設を統合的に開発しており、家族連れにとって魅力的な選択肢となっている [1]。

特に、ドンアイン地区のような郊外エリアは、新しい橋の建設によって都心へのアクセスが向上しており、今後さらなる発展が期待されている。専門家は、これらの新しい都市エリアが、都心部よりも広々とした質の高い生活環境を提供できる可能性を秘めていると指摘している。


出典:

[1] Viet Bao. "ハノイの不動産市場は、都市計画のトレンドを「先取り」している。". 2026年3月21日. https://vietbao.vn/ja/bat-dong-san-ha-noi-di-truoc-cac-dinh-huong-quy-hoach-587125.html

出典: Vietnam.vn, VIR

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