"ダナン市に建設予定の国際コンテナ港「リエンチュウ港」プロジェクトが本格始動。総投資額17億2,000万ドル(約2,580億円)、年間取扱能力600万TEUを誇る巨大港湾は、ベトナム中部の物流ハブとして中部経済圏の発展を牽引することが期待される。"
【株式】ダナンに17億ドルの巨大コンテナ港、リエンチュウ港プロジェクトが本格始動
ベトナム中部の経済ハブであるダナン市で、総投資額17億2,000万ドル(約2,580億円)に上るリエンチュウ港プロジェクトが本格的に動き出しました。ベトナムのHatecoグループと、世界最大級の港湾オペレーターであるオランダのAPM Terminalsからなるコンソーシアムが投資家として選定され、ベトナム中部の物流網を根底から変える巨大プロジェクトがいよいよ始動します。
ダナン市人民委員会は、HatecoグループとAPM Terminalsのコンソーシアムが、リエンチュウ港プロジェクトの開発を行うことを正式に承認しました。このプロジェクトは、ダナン市ハイバン区に約172ヘクタールの敷地を確保し、水深の深い大型コンテナ船に対応可能な最新鋭の港湾を建設する計画です。
北ベトナム最大の深水港に続く、中部の新拠点
APM Terminalsは、数日前にもHatecoグループとの共同事業体がベトナム北部ハイフォン市の深水港HHITの株式49%を取得したことを発表したばかりです。今回のリエンチュウ港への参画は、同社がベトナムの南北両端の主要港湾を押さえる、壮大な戦略の一環と見ることができます。
港は、最大18,000TEU級のコンテナ船に対応可能な8つのコンテナバース(総延長2,750メートル)を備え、年間取扱量は570万TEUに達する見込みです。
「リエンチュウ港は、グリーンポート(環境配慮型港湾)として開発され、ベトナムの2030年までの港湾開発戦略の中核を担うことになります」とダナン市関係者は述べています。[7]
建設は2036年第1四半期まで続く予定で、第1フェーズ(2025年〜2028年)では、少なくとも2つのバースが先行して稼働を開始します。
考察:株式市場への波及効果
リエンチュウ港の建設は、ベトナム中部の経済地図を塗り替えるインパクトを持ちます。これまでホーチミンやハイフォンの港に依存していた貨物がダナンに集まることで、物流コストの大幅な削減と効率化が期待できます。
株式市場では、港湾運営に関わる企業はもちろん、周辺の工業団地を開発する不動産会社、建設資材メーカー、陸運・倉庫会社など、幅広いセクターの銘柄に恩恵が及ぶと予想されます。
特に、APM Terminalsとの提携で注目されるHatecoグループの動向や、国営のベトナム海運総公社(VIMC)の株価には、長期的な視点で注目が集まるでしょう。
リエンチュウ港プロジェクト:フェーズ別投資規模と完成予定

参照元:
[7] The Investor, "Consortium behind $1.72 bln Lien Chieu container port project", (2026/03/25), https://theinvestor.vn/consortium-behind-172-bln-lien-chieu-container-port-project-d18686.html



